音楽的知識がゼロでも大丈夫な初音ミク講座の第二回です。第一回はこちら。
まずは元曲のBPMを測定しましょう。BPMっていうのは曲のテンポをあらわす数字で、きっと音ゲーとかのアレと同じです。１分間に何回リズム刻んだかって数値らしいんですが、四の五の言わずにBPMカウンターを使って測定しましょう。だがしかし人力です。

起動したら「だんご だんご だんご」というリズムでBEATボタンを押していきましょう。averageってのが目的となるBPMなんですが、数値がもりもり変化していきますよね。
要するに人力作業の平均値をとるので、時間をかければかけるほど精度はあがります。とりあえず１分ぐらいは我慢してクリックしましょう。みんなーできたかなー！？ちゃんとリズムよく押せてればBPMが大体100であることが分かるはずだ。もし全然違う数値になってしまったらBEATボタンを押すタイミングが違う予感です。ちゃんと説明嫁。

続いて初音ミクにBPMを設定してやります。譜面の一番左ににいくと「120」って書いてあるんで、これをダブルクリック。

テンポに100って入力してＯＫをクリックでオールオッケーさ！これでBPM100で歌ってくれるようになりました。

そしてこれくらいの配置になってればリズムもぴったりなハズだよ。再生してみれば大体あってるか分かると思うんですが、折角なので元のWAVと一緒に再生してみましょう。

Waveの書き出しを選択して、ミクの歌声をWAVファイルにしましょう。

書き出しの設定はこんな感じ。サンプリング周波数は44100Hzにして、下のWaveファイル出力はマスタートラックを選ぶようにすればあんまり間違いはないはず。ん～間違ったかな…。

しばらくするとWAVファイルができあがります。少女待機中…
さてこっから先は元曲とミクの歌声を合わせる作業です。KRISTAL Audio Engineを使用するので、さっさとダウンロードしよう。
ページ上の「DOWNLOAD」→「Download KRISTAL 1.0.1 (06/01/2004) for Windows (3.51MB) 」→「Worldwide Content Distribution Network 」とクリックしていけばダウンロードできるはず。ページの構成が変わってたら俺は知らない。
このソフトはとても多機能マンで便利マンなので、これから何度も使用することになります。悪いこと言わないからインストールして下さい。いいんですか？使いますよKRISTAL。

まずはKRISTALを起動して、Waver1に元曲のファイルを、Waver2にミクの歌声ファイルをそれぞれ地獄の業火へ投げ込むものだ。要するにドラッグアンドドロップだ。

こんな風になったらパーフェクトゥ。で、白いギザギザしてるのが音の波らしいんですけど、明らかにミクの歌声の方が細いですよね。要するに音量がディモールト小さいんです。

というわけで音量をあげてあげます。画像のように黒い横棒を上方向へガンガンズンズングイグイ上昇すれば音量アップ。やりすぎ注意なんだぜ。

よく見なくても、明らかに歌いだしの位置がズレてるのがわかりますよね。なのでこいつを…

こっちにドラッグしてもってきて位置合わせ。本当はぴったりあわせないといけないんですが、まずは適当でいいんで大まかに移動させましょう。

位置合わせのような細かい作業する時は拡大してやるのが基本。画像で選択中の青い四角をドラッグすると、全体を見渡したり細部を拡大して見たりできます。これは便利なので覚えておきましょう。

最大まで拡大すればこんな感じ。ここまであわせればピッタシカンカンだろ…そんな風に考えていた時期が俺にもありました。

どっかに隠れてるであろう再生ボタンを押してチェック作業だ。ちなみにエンターキーかスペースキーを叩いても再生になるぞ。けど停止はスペースのみだ。初音ミクはスペースでもエンターでもできるけど、時々明らかにスペースが効かない時があるので注意だ。日本語入力をオフにすると直る。
これで大体同じタイミングで再生されるはずです。ズレてるなーと思ったら上の解説を見て位置を微調整しましょう。そもそもテンポが合ってなかったら俺は知らない。

チェックができたところで、せっかくなのでWAVファイルを書き出してみましょう。まず書き出す範囲を選択しないといけないので、曲の終わりよりちょっと進んだあたりでCtrl+右クリックして…

曲の始まりよりちょっと戻ったあたりでCtrl+左クリックします。これで青色で選択範囲が選ばれるはず。選ばれるよね？

ミックスダウンってのを選択して、適当な名前（mix00.wav）で保存すればオーケーさ。試しに再生してみれば何だかそれっぽいモノの完成なんだな。
とりあえず今回の分まで進めたVSQファイルを置いておきます。耳コピとか大幅に間違ってるかもしれないけど気にしたら負けだ。　
→VSQファイルをダウンロード
次回へ続く！